Case1
こどもに言うこと聞かせるにはどうしたらいいですか?
大人を尊敬する態度はどうやったら身に付けさせられますか?
このような相談を 親御さんや先生という立場の方々からいただくことがあります。そんな時、私は
「こどもの話を聴いてますか?」
「彼らの意向(気持ち)を受けとめていますか?」
「大人としての意見ではなく、あなた個人の考えは伝えていますか?」
とお尋ねし、そしてこの場合のアプローチ法は次の様な対応をお話しします。
「相手はこどもだ」という前提ではなく、「対等な一人の人間」として見ているか?ということ
教育現場を経験して思うのは、こどもは大人がどういう気持ちで自分に接してきているのかを大人が思っている以上に鋭く見抜くということです。少し想像してもらえればわかると思いますが、自分を見下している相手(例えば自分よりも目上の人や立場が上の人)が接してきたら、たとえ直接的に言葉で表現されていなくても相手の意識を感じます。そして立場的に弱いこどもは親や先生のそれをより敏感にキャッチしているということです。(力のない者が上手く生き延びていく術を身に付けているのと似ています)
そして、力で抑えようとする大人の権威に対してこどもは表面的に繕うことをし始めます。逆にそうすることに反抗しているのがいわゆる「非行」というレッテルを貼られたこどもたちです。大声を出して威嚇したり、逆らわせまいとする大人の愚かな行動はこどもたちにの心を掴むどころかどんどん遠ざけ、内心は大人を蔑んでいる表面だけ良い子の出来上がりです。
もしあなたがこんな接し方をしているのであれば、真にこどもに言うことを聞かせることは現状ではほぼ不可能。もしそこを望むのであればこどもたちを“自分と同じ一人の人間”として尊重する態度を大人が示すことが鍵になります。
こどもであって、もそれぞれ考え方や感じ方が異なること
ここは当たり前に見えるのですが、実はかなり奥が深いです。人間は自分自身の見え方、感じ方が普通(常識)であり、「自分と同じように他の人も感じている」と思いがち。私たちの人間関係の悩みはすべてこの誤った思い込みが起因していると言えます。
そもそも育った環境も違えば、好きなものや嫌いなもの、心地よいと感じるものも人それぞれ違ってあたりまえです。そしてその人が人生で担う役割や使命も、もちろん異なるはずです。そこで本当の自分について見つめ直すことからはじめる必要があります。その手引書として使うのがマヤ暦です。
マヤ暦でみる相手と自分との“ちがい”
マヤ暦とは古代マヤ文明時代に使われていた暦の一つで、神聖暦である「ツォルキン」には、地球や宇宙のすべてが集約されていると云われています。つまりこれを理解すれば物事の本質と解決策を見つけ出すことができるのです。
とあるお母さんと息子さんの場合では、お母さんの持っている本質をマヤ暦で見ると「しつこく何度も言いたい、自分の思いを相手に伝えたい気質」。一方、息子さんは「枠に入れられるのが嫌いで、自由にできる環境で能力を発揮していく気質」。これがマヤ暦を使ってお互いの“ちがい”を知るということです。
親であればこどもが心配だからこそ口うるさく言いたくなるのも当然でしょう。ですが、お母さんにとっての本来の願いが「息子が将来自立して大人として立派に歩んでいってもらいたい」ということであるならば、この子にとって一番能力が発揮できる環境を整えてあげることが、この場合の最良策だと考えます。もちろんこのお母さんの場合も、こどものためを思うがための行動でしたがマヤ暦に基づいた子育ての方法もあるのです。
マヤ暦について詳しくは こちら
人生を大局的に見ることができ、相手との関係性を理解できるようになる
自然のリズムとは、一日の呼吸回数、月の満ち欠けや寄せては返す白波など人の手が入る余地のない自然界のリズムが私たち身の回りには確かに存在しています。 そしてその自然のリズムを意識し、そこで生きていくことは、「行動と結果」優先の生き方から今ここをありのままの感じ、宇宙からのサポートがすでにあることを体現する生き方で生きていくということです。 また、ツォルキンを意識することで心が整い、・自分が本当に大事にしたいものが何なのか・本来の自分の役割、使命が何だったのかここを思い出し本当の自分を取り戻していきます。
しかし怒りや葛藤、悲しみや落胆などの喜怒哀楽の感情がなくなることはありません。 これらは私たちが人間として生まれ人生を存分に味わうために必要なエッセンスであり、私たちの生活に彩りを与えてくれているものです。
だから人は悩み苦しむ時があるのです。そしてその時に私が教育現場から得た経験とマヤ暦から学ぶ本来の自分と周りの関係そして未来への指針があなたの力になってくれかもしれません。 私はそのお手伝いをし幸せで有意義な人生を送って欲しいと思っています。
しかし、これから時代がどんどん変わり、職場や学校などで今までは必要とされていた場所で機械が人に取って代わり、必要だったものさえ必要とされなくなるものも出てきます。その中であなたはどのように背中を示していけばよいのでしょうか?
今何が必要でどんなことが求めれられているのかを知り、その部分とあなた自身の「心」を取り戻して「個」で輝いていく時代。 この時代の流れに乗った生き方をお伝えしたいと思います。そしてその結果がこどもたちの未来を作っていくことでしょう。そんな思いに共感して頂ける方や、でも何をしてよいのかわからない方に対して背中で語るセッションを開催しています。
教師としての経験×マヤ暦+思いやり
やまだ けいし/1983年生まれ 福岡県出身
これまで、公立・私立の小中学校、学習塾、不登校生徒の支援、NPO法人での無料塾など主に教育畑で活動。沖縄の大学を卒業後、初めての就職した先はインドネシアの日本人学校。そこでは現場の大変さや教育のおもしろさを感じたのと同時に、現地での顕著過ぎる“貧富の差”を目の当たりにする。その時から「自分が生まれてきた役割って何だろう?」という問いが頭の中を今も巡り続けている。
[資格]
・教諭免許状〈幼稚園・小学校・中学校・高校〉
・日本プロカウンセリング協会心理カウンセラー
・シンクロ二シティ研究会認定アドバイザー
・日本アロマ環境協会アロマテラピー検定1級
それより少し前の学生時代。
「自分が生まれてきた意味(役割)を知りたい」思い始め、旅をすることに憧れたり、色んな経験をすることに価値を見い出ような、いわゆる“自分探し”をしてきた人間だった。
インドネシアでの仕事を終え日本へ帰国して数年経った頃、2012年の世界終末説というトピックを耳にする。それが古代マヤ文明の叡知と云われる【マヤ暦】との出逢いだった。
「自分の生きている意味がそこでわかるかもしれない!?」と、小さくない期待を抱き、福岡で教えているという先生からマヤ暦を学び始めた。そうこうしているうちに、いつの間にか自分がマヤ暦を伝える側に回っていた。
マヤ暦を学びながらもこどもたちの教育に関わり続け、そこで見えてくる教育にマヤ暦を取り入れた新しい視点に気がつき、その可能性を感じ始めている。
これまで教育現場で感じてきた“こどもたちの可能性”を今も信じて疑っておらず、今後は彼らを囲む大人たちに向けて、「こどもたちの力を最大限に伸ばしていく為の大人の在り方」を提唱していきたいと思っている。