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三江線は広島県の北部三次駅から、島根県の日本海に面した江津駅まで江の川に添うように走る108.1kmにも及ぶJR西日本のローカル線です。しかし残念な事に2018年3月31日をもって廃線が決まっています。このWebサイトはその三江線のある初夏の1日の記録です。

三江線を走るキハ120-img
三江線沿線ガイド-img
浜原駅-img
朝5:00になると浜原駅に灯りが灯るが、もう必要ないくらいに6月中旬の朝は明るい。ホームには昨夜最終で到着し、一晩ホームで過ごした三次行き421Dと江津行き420Dが待機する。乗務員は昨夜から当駅で待機していたのか、点灯と共に車両の確認を始めた。そして石見神楽のラッピング列車が今日もいつもと変わらず三江線沿線を清め払うかの様に舞い踊る。 421D 浜原駅
粕淵~明塚-img
すでに田植えを終え、緑の絨毯と新緑の山々は三江線沿線を緑一色に染め、今が一番生命力を感じる時期である事を告げる。この日は江の川名物雲海もほとんどなく、列車は朝日を浴びながら橋梁を渡り江津を目指す。 421D 粕淵~明塚
宇津井~石見都賀-img
江の川といっしょに撮影する事が多い三江線だが、のんびりとした集落の間を走る姿も三江線の魅力のひとつだ。利用者が少ない三江線にも沿線にはそれなりに集落は存在するが、幹線道路が整備された今、列車の存在はそれ程必要ないのかもしれない。それでも列車が集落の間を走り抜けると、躍動感を与える気がするのは私だけだろうか。 424D 宇津井~石見都賀
石見都賀~宇津井-img
三江線は江の川沿いに走るので多くの鉄橋がある。それぞれ完成時期やその地形によっていろいろな形があるが、個人的にはこの狭い山間にかかるこの鉄橋の力強さと山に吸い込まれる感じが一番のお気に入り。ただしこの区間は高規格路線の為、いつもの倍のスピードで駆け抜けるのでシャッターチャンスはほんの一瞬。あのスピードに慣れていたらびっくりさせられる。 423D 石見都賀~宇津井
作木口~香淀-img
新緑の緑と朝日を浴びて三次を目指す。ゆっくりゆっくり進むスピードで、時には中の乗客と目が合うのが確認できるくらいだ。今日も窓越しから乗り鉄らしき人物も。 423D 作木口~香淀
香淀駅-img
誰も乗り降りする事無く、まもなく出発。優しい風で白い花が揺れている。 423D 香淀駅
石見柳瀬~明塚-img
石見梁瀬の集落の端にある小さなお地蔵様達。いつからあるのかわからないが、ぼやけた輪郭と石積みの苔からだいぶ以前からここにあったのだろう。そして毎日毎日ここから列車を見守っていた事だろう。 425D 石見柳瀬~明塚
口羽~江平-img
平地の少ないこの地域は寄り添うように住居が並び集落を形成する。そしてそこに駅がある。 423D 口羽~江平
明塚~粕淵-img
浜田駅から出発した列車は、この粕淵の鉄橋を渡ると終点浜原駅はもうすぐだ。短めの車両が大きな鉄橋を軽快に走っていく。 425D 明塚~粕淵
石見柳瀬~明塚-img
108㎞にも及ぶ三江線だが、この一枚が一番三江線を表現しているかもしれない。新緑もゆる江の川沿いの断崖をゆっくりゆっくり進んで行くキハ120。ずっとずっとと向こうまで見る事もできる。いつまでも見続けたい風景だ。 425D 石見柳瀬~明塚
信木駅-img
口羽駅から三次駅までは江の川に沿って走る。平地はほとんどなく集落も田畑も山沿いに張り付くように存在する。まるでNゲージの模型でも見てる様だ。対岸の道路は狭く履行もままならないが、将来の為の拡張工事の真っ最中であった。 423D 信木駅
尾関山~三次-img
ローカル雰囲気たっぷりの三江線だが、唯一三次駅付近だけは賑わいを感じさせる。江の川に架かる最後の鉄橋を渡るとコンクリートでできた橋桁を走り国道54号線を跨ぐと終点三次駅はもうすぐだ。 423D 尾関山~三次
浜原~沢谷-img
浜原駅を出発した列車は少し江の川を離れ、軽快に登り勾配に挑む。その姿に今日も明日も明後日もずっとずっとがんばれと列車にエールを送る私。 421D 浜原~沢谷
江の川のすぐ横の断崖の様な線路を進むことが多い三江線だが、集落周辺ではのんびり風景も広がる。そののんびり風景をさらにのんびりさせるそのスピード。あまりの遅さにおもわず動画にする事に。アヤメと赤茶の石州瓦の間をゆっくりゆっくり進んで行く。 423D 乙原~石見柳瀬
口羽駅-img
6月になると日の入りも遅くなり7時を過ぎても残照が残っていたが、それも徐々に暗くなり、星を確認できる頃になると、地上でも小さな緑色の光が確認できるようになる。8時33分最終の浜原行きが出発するともう静かに乱舞する光しかない。 436D 口羽駅
tetutabito96konatu-img

たった36時間の滞在の三江線の旅でした。

そこには鳥のさえずりと、蛙の鳴き声と、流れる水の音と、優しい風しかありませんでした。

そして忘れたころにやってくるキハ120のディーゼル音が、一瞬の非日常を作り出します。それは本当にほんの一瞬です。でもこの繰り返しが永遠に続く事はありません。せめてその一部でも残せたらと思っています。

-鉄旅人96-

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