旧若松駅-img
#3

icon-96みなさん、おはようございます!
今回は前回の続きの直方駅から北上して、石炭の積み出し港であった若松駅を目指します。筑豊本線はこの直方駅を中心に北は折尾駅で鹿児島本線と交差し若松を目指し、南は原田駅で鹿児島本線と合流するのですが、本線を通して走るダイヤはなく、直方と篠栗線経由で博多を結ぶ線と黒崎から小倉方面を結ぶ福北ゆたか線の運行が中心で、折尾~若松の非電化区間の若松線は往復運行が主となり、桂川から原田までは原田線としてディーゼル単機で運用され、すでに本線としての役割を終えているのが現実です。そして郷土の元大関魁皇の名のついた特急が博多を結んでいます。

駅前には魁皇の銅像があります-img
直方駅のホーム-img
ホームの隣には機関庫を改装した車両区-img

icon-96…っで、その前に駅の裏手ににある直方石炭記念館に向かいます。多賀神社の裏手に位置するここは、筑豊地区の炭鉱の歴史を紹介している場所です。入り口には筑豊最大かつ最後まで採掘していた貝島炭鉱で使用していたコッペル32号機と、直方機関区所属だったC11131号機を展示してあります。展示室には炭鉱のいろいろな資料や展示物がありますが、特に注目して欲しいのが山本作兵衛の当時の炭鉱の生活を描いた作画です。水彩画で書かれた絵は記録というよりは紙芝居を見てるようですが、描かれる内容は実にリアリティで当時のありのままの姿が描かれています。そしてこれらの絵画は後世に伝えるべき世界記憶遺産に登録され、そしてここで見られる作品はすべてコピーではなく本物である事にびっくりさせられます。 館長さんはとても積極的に説明をしてくれ筑豊炭田の歴史がとても理解できます。

貝島炭鉱で使用していたコッペル32号機-img
直方機関機所属だったC11131号機-img
炭鉱の生活をリアルに描いた山本作兵衛-img

icon-camara 撮り鉄ポイント 直方駅

撮り鉄ポイント 直方駅-img

左からキハ47 キハ40 キハ31 819系 817系 奥に平成筑豊鉄道の400系

icon-96さて、久しぶりにキハに乗ってローカル線を楽しもうと思っていたのですが、な、な、なんと目の前に真新しいホワイトボディにブルーの扉、床下にはたくさん並んだ青いボックス、ブラックフェイスのなんだこの列車は???。
折尾からは非電化なのでキハだろうと思っていましたがパンタグラフがついているし、形式もクモハ???すぐにgoogle先生に訪ねてみると、なんと今回のダイヤ改正で投入した819系という新型車両らしい。しかも電化区間でバッテリーをチャージし、非電化区間ではバッテリーで走る新機構を搭載している。すごい、凄すぎる。次世代のローカル線電車のエースでしょう。さすがに走りも軽快でしたが、あの重々しい重低音のディーゼルエンジンがすでに懐かしく思えてきました。

JR九州新型819系-img
床下に並んだバッテリー群-img
非電化区間ではバッテリー駆動-img

icon-96この819系、デザインはもはや鉄道デザイン界の大御所、水戸岡氏であるのは想像どおりです。Dual Energy Charge Trainの頭文字をもじって‟でんちゃ”の愛称やJR九州のマスコット‟くろちゃん”も登場してる遊び心もあります。

愛称はでんちゃ-img"
JR九州のマスコット くろちゃんも登場-img
ドアの開閉は手動でもOK-img

icon-96そんなJR九州のマスコットくろちゃんですが、ここで鉄道発見伝クイズ!

96-クイズ-icon

鉄道発見伝クイズ

Q : 私96と同じ愛称のくろちゃんですが、こちらの名前の由来、さてそれはなんでしょうか?(注:色が黒いからではありませんよ)

答えはこちら
くろちゃん-img

A : 九州を代表する温泉地、黒川温泉の黒川の生まれが由来となってます。やっぱり、私といっしょで くろちゃん は温泉好きですな。ちなみに本名はあそくろえもん 阿蘇駅の名誉駅長やってます。

icon-96直方駅を出発すると遠賀川沿いに広がる田畑の中を進み、この時期、菜の花で黄色く染まる遠賀川橋梁を渡ると中間駅です。かってはここからも石炭輸送の為の香月線がありました。当時小学生でしたが、廃線の前日に入場券を買いに行ったことを覚えてます。ここからは鹿児島本線につながる短絡線まで複複線で、まだ東水巻駅はありませんでした。そして現在、堀川の左手で新しい短絡線のトンネルがすでに出来上がって 、ほどなく折尾駅に到着します。

icon-camara 撮り鉄ポイント 埴生~中間

撮り鉄ポイント 埴生~中間-img

icon-camara 撮り鉄ポイント 東水巻~折尾

撮り鉄ポイント 東水巻~折尾1-img

icon-camara 撮り鉄ポイント 東水巻~折尾

撮り鉄ポイント 東水巻~折尾2-img

icon-96折尾駅は九州の大動脈博多と小倉を結ぶ鹿児島本線と、旅してきた筑豊本線がほぼ直角に交差する2階建ての駅です。現在駅周辺の環境整備と両線の乗り入れを便利にするために改装工事中で、旧舎は門司港駅と同様ゴシック建築の歴史ある建物でこの駅の歴史と重要性を感じるものでした。周辺はベットタウンとなっていて、また高校や大学のども多くあり、通勤通学の時間帯はとても込み合います。
またホーム売りで有名だったかしわめし弁当は、折尾の冠婚葬祭の際にも利用されるソウルフードで、今でも改札横やホームで立ち売り販売されています。
筑豊本線もここから若松駅までは非電化となり別名若松線と呼ばれて、歴史あるレンガブロックの橋桁の下を走る列車を見る事が出来るのもあとわずかです。
鹿児島本線の連絡便が到着するとパンタグラフを降ろしてバッテリーで出発です。
若松線は洞海湾の北岸を沿うように走りますが、終点近くにならなと湾を目にする事はありません。右手に赤い大きな若戸大橋が見えてきたら終点若松駅はもうすぐです。

活気を感じる折尾駅-img
819系運転席から-img
複線すれ違い-img
konatu-icon

臨時列車! こなつCが行く

現在改装中の折尾駅だニャー

改装中の折尾駅東口-img
本線南側に新鹿児島本線、手前が新筑豊線連絡線トンネル-img
新しい折尾駅の完成予定図-img

icon-96そんな折尾駅ですが、ここで再び鉄道発見伝クイズ!

96-クイズ-icon

鉄道発見伝クイズ

Q : 現在改装中の折尾駅ですが、普通の駅舎とちょっと違うところがあります。さてそれはなんでしょうか?

答えはこちら
源じいの森温泉-img

A : 折尾駅は鹿児島本線と筑豊本線が十字に交差する駅なのですが、その両線を短絡線が結んでいる関係上、駅舎(鷹見口)が200m程離れた所にあります。この短絡線とホームも新駅舎が完成後は無くなるものと思われます。

icon-camara 撮り鉄ポイント 折尾

撮り鉄ポイント 折尾-img

icon-96前回の旅から筑豊炭田の歴史を感じてきた旅でしたが、ここ若松が終着点です。筑豊の炭田で採掘された石炭はここに集められ、対岸の官営八幡製鉄所や船で日本各地に運ばれて行きました。その為海岸線に沿って3kmもの広大なヤードを有してきましたが、今はショッピングモールや高層住宅などに姿を変え、駅前広場の9600型が当時の栄華を語っていますが、その姿も朽ち果て無残な姿をさらして時代の流れを感じます。
少し時間があったので赤い若戸大橋の麓にある商店街を歩いてみると、大きな商店街であったことは感じられますが、やはりシャッターが下りてばかりで当時を振り返った資料画像がセピア色で掲げてありました。
海岸線まで出てみると、レンガや大理石造りの歴史ある建物が並び、ベンチに腰かけ、赤い橋を見上げながら海を眺めます。かって公害や石炭で死の海と言われた洞海湾も北九州市が環境問題に取り組んだ結果、きれいな海を取り戻し今では車エビが隠れた名産品となったエコ都市となりました。
さて、そろそろ開店時間なので、あのお店を目指します。

石炭最盛期の頃の旧若松駅-img
操車場に並ぶ石炭貨物-img
さらに若松駅からは貨物線がありました-img
konatu-icon

臨時列車! こなつCが行く

若松駅周辺で見る事ができる鉄道遺産だニャー

悲しくなる再会 19633-img
かって操車場を埋め尽くしたセム-img
説明版もない動輪 おそらく9600型-img
酒場放浪記-logo
鉄なべぎょうざ

若松駅から徒歩10分、赤い若戸大橋の下を過ぎた商店街の裏路地にある餃子屋さんです。ひとりひとりに鉄なべで焼いてくれ、鍋が直接おけるようにテーブルに鉄板がひいててあるので最後まで熱々で頂くことができます。15:00より営業はGoodです。

ぎょうざ 鉄なべ
福岡県北九州市若松区中川町1-23
15:00~21:30

いやぁー、
鉄旅は飲めるからうれしいですねぇ。

icon-96今回は思いもよらず投入したての新型車両に乗ることができましたが、出戻り鉄ちゃんなので知らなかったことも多く、また新たに新人鉄ちゃんからはじめないかんなっと思った旅人96でした。
…っという訳で、ほろ酔い気分で帰ります。それではまたどこかの鉄旅で会いましょう。

かえりのキップ-img
今回乗車した区間 筑豊本線直方~若松-img
こなつとくろちゃん-img

くろちゃんに合わせてブラックこなつにしてみました。(笑)

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